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未知だった抗炎症作用

ゴマ

2016年に発見

セサミンはゴマに含まれる成分の一つで、リグナンというグループに分類される物質の一つです。健康成分として広く知られおり、アンチエイジング作用などを売りにしたサプリメントが多数販売されていますが、実はヒトに対する科学的な証拠は乏しいのが現状でした。動物を使った実験で、セサミンの実際の作用が明らかになってきたのはつい最近のことです。C.エレガンスという虫のような生物に投与すると、実際に寿命が長くなりますが、これは2017年に大阪市立大学で初めてわかったことです。アンチエイジングに加えて、セサミンのアレルギー抑制効果についても研究成果が得られるようになってきました。アレルギーは、大豆、ソバ、魚など特定の物質に対して炎症が起こってしまう現象ですが、セサミンがこの炎症反応を抑制することがわかってきました。現在では、炎症反応を制御するNF-kBというタンパク質をセサミンが抑制することまで調べられています。このように、実際にセサミンの摂取が健康促進に有効であるという結果が示されつつあります。セサミンの有効量は10mgと言われており、これらの実験でも、10mgまたはそれ以上の量で試験を行っています。しかしゴマのセサミン含有量は非常に低いので、有効な量を摂取するためにはいくらゴマを食べても不十分です。サプリメントの服用が必要です。ただし、セサミンは劣化の可能性があるので、サプリメントは買い置きせずに新しいものを使うようにしたいところです。